非常事態(異常事態)
地区YCE委員会並びにスポンサークラブ・ホストクラブは、あらゆる注意と配慮にかかわらず、事故は常に起こり得ることを考慮し、 突発事故の発生に備えて責任の所在を次の通り明確にしておく。
派遣生
- 地区YCE委員長はYCE事業の計画と指導実施の責任者として、ホストクラブまたは旅行会社から救援の要請があったとき、
直ちに地区YCE委員を通じて、スポンサークラブに連絡をとる。
なお、救援者(通訳を含む)の渡航手配をするとともに、救援に同行する。
ただし、地区YCE委員長が渡航手配、救援に同行できない場合は、地区YCE委員又は担当副幹事が代行する。 - スポンサークラブは地区YCE委員または地区YCE委員長から救援の連絡を受けた場合、直ちに保護者に連絡をとり、
地区YCE委員会と出発日時の打合せをし、保護者とともに、スポンサークラブ会長、幹事、またはクラブYCE委員長が救援に同行する。
なお、YCE関係者はパスポートを取得しておく必要性を認識しておくべきである。 - 救援者の諸費用については、地区YCE委員会並びにスポンサークラブが立替えて支出し、後日、旅行事故対策費用保険の請求をする。
なお不足額が生じた場合は地区YCE委員会並びにスポンサークラブの負担とする。
来日生
- 来日生が事故にあったり、病気になった場合は、ホスト家庭とホストクラブはあらゆる手を尽くさなければならない。
緊急の外科手術あるいは医療手当を受ける必要が生じた場合は、ホストクラブは地区YCE委員並びに地区YCE委員長に 「来日生の診断内容、治療状況等」を速報し、地区YCE委員長は複合地区YCE委員長に現状を報告し、 複合YCE委員長は担当窓口の複合YCE委員長へ報告する。 - 医療費その他についてはホストクラブが一応立替え、後日地区YCE委員会に報告する。
なお、地区YCE委員会は来日生が加入している保険に対して請求の手続きをとる。または、 地区YCE委員会で加入している来日生滞在中の海外旅行保険の請求手続きをとり、ホストクラブ立替え金に充当し、 不足額のある場合は地区YCE事業資金より支出する。 - 解決困難な問題が起こった場合、クラブYCE委員長は地区YCE委員を通じ、地区YCE委員長並びに複合地区YCE委員長を介し 窓口担当地区委員長と協議、対応を決める。但し最悪の場合、来日生の送還も必要となる場合がある。
見舞金
地区YCE委員会は事故の内容によって検討し、ガバナーの承認を得て、見舞金を地区YCE事業予算より支出することができる。